こんにちは!
小田原巻き爪センターの小野いんちょです。
最近はよく秦野の方から巻き爪のお問い合わせがきます。
年齢問わずにメールをいただきますが、先日は40代前半のTさんから受けた相談が印象深かったのでブログに書いていきます。
1.そもそも爪が痛いのかをチェック
「爪が痛いけど、爪は巻いてないんですよ!」
そんなやりとりから始まったメール。
何通かこなしてくうちに、そもそも本当に爪が痛いのかわけがわからなくなってきたようでした(苦笑
そこで私は、本当に爪が痛いのかどうか2つの方法で確認をとってもらいました。
1-1.親指の先端から根元に向けて押す
これは私たちが、巻き爪で来られる患者さん向けにも行うチェック法です。
痛みが出るかどうかも大切ですが、どこにどのような感じで痛く感じるかを聞くことも大切です。
巻き爪は先端が刺さると言うかと思いますが、中には爪の横のきわで痛くじる人もいます。
巻き爪でも爪の痛みを感じない方もいます。
しかし、爪が巻いていないのに爪の痛みを感じる人もいらっしゃいます。
その際には爪の先端から軽く押すことで痛みが出るかどうかをチェックしましょう。
1-2.爪の横の肉をどけてみる
人によって爪がお肉に埋もれてしまっている人もいます。
その圧迫感で痛みを感じる場合には、爪を被っているお肉の部分をどかしてあげると、足が軽く感じたり痛みを感じなくなる人もいます。
一言で爪が痛いと言ってもその症状の出方にはいくつかのパターンがあります。
うまく選別して見分けることが巻き爪を綺麗に治すポイントにもつながりますね。
※ごく稀に爪の内部の腫瘍や皮膚の炎症が起きている場合があります。その際には別の対応が必要になりますので、写真とともにご相談いただく方が早いかと思います。
2.巻き爪予備軍が最も痛いわけ
巻き爪に関する知識で誤解が多いのが『巻いている方が痛い』というイメージです。
実は巻き爪は巻いているよりもこれから巻いていく人の方が痛みが強い傾向にあります。
今まで数百名にも及ぶ巻き爪患者さんの足を見てきましたが、痛みを最も強く感じるのは総じて巻き込み角度が弱い方です。
ひどい人だと鳴門のように巻いていても痛みを感じません。驚きますよね。
それなのに全く綺麗な爪の状態でも、激痛でのたうちまわる人もいるなど人によって感じ方は全くわかりません。
そのためまず痛いかどうかのチェックをした後、その痛みは爪の痛みであれば重症化する前に早い段階で治療を受けることが得策です。
3.切らずに削ろう
では爪の治療の際に大切なことは・・・
「切らずに削る」
ということです。
特に最初のうちは痛くて深爪にしてしまう方が多く、これが後々になると致命傷になってしまうことがあります。
削るポイントは、爪専用のやすり(ファイル)で爪の痛みの出ているポイントめがけてやすりがけをしてください。
その時ガシガシやりすぎると爪がどんどん削れてしまうので少し整える程度で十分です。
※爪を削りすぎてひどい状態になる人もいましたので本当に整える程度にしてください。
4.まとめ
今回秦野から来られたTさん
最初のうちは何回かメールのやり取りをしてこちらの根本改善に必要なお話や自宅でのセルフケアなど余すことなくお伝えしました。
結論から言えば来てしまった方が話は早いのですが(笑)
やはり足のしかも爪を触られるなんて怖いに決まってますよね。
ですから不安が一つでも減らせられるように、こういったやり取りも大切だと思いました。
もしこのブログを見ているあなたが、爪が巻いてないのに痛い!もしくは疼く感覚があれば、爪の痛みのポイントを要チェックして整える程度のやすりがけをしてまずご相談ください。
小野いんちょでした。
それでは、また。